敏塾で小論文や英語、国語といった学科、志望理由書や面接指導の際に、こちらから指導したこと、お願いしたことを忘れている塾生さんがいます。たとえば、小論文提出の際には、原稿用紙に名前や返却先、塾生番号を書いてくださいね、って言っていても、返却先を書かずに提出するとか。こういう人って要注意です。なぜかというと、こういう人は受験に対して「雑」だから。
普段の性格がどうとか、そういうことではなく、受験に対して雑なんです。そして、こういう「雑」さは要注意です。危険信号です。なぜかというと、その受験生の合格率を大きく下げてしまいますから。「雑」というのは、そういう人生の大切な局面に向き合う姿勢がまだできていない、ということなんですよね。提出物に雑なところがあると、出願書類も雑だったり、見落としや書き間違いがあったり、社会人入試当日も忘れ物があったり、課題文の読み方が雑だったり。勉強も雑なんですよね。英語も国語も小論文も志望理由書も面接も、雑な人がうまくいく科目ってないです。じゃ、どうすべきか。こういう人は、まず自分の名前等を丁寧に書くようにしてみて下さい。字は下手でも良いので丁寧に。それができれば、一事が万事、ひとつ直すと、その他のことも丁寧になって完成度が上がっていきます。(敏塾塾長 富士/2013年8月13日)