社会人入試で受験勉強をしているとき、何か不安になると、すぐに先生や周囲に、こんなふうに聞く人がいます。「わからないです。どうしたらいいですか?」って。そうやって、すぐに聞くことが正しい、と思っている人もいます。「だって、本当にわからないんだから!」と。もちろん状況や内容によっても違いますが、そういう質問の仕方では、良い答えが得られません。
というのは「自分でできるだけのことをやって、それを示して質問する」のが、人にものをたずねるときのルールだからです。「全然わからないです」っていう質問ではあまり多くを得られません。「私はこう考えて、こうやって答をまとめてみたのですが、先生、どう思いますか」「一生懸命考えて、こういう小論文を書きました。でも、書いていて気になったのが...」というふうに、たずねてみてください。より多くを学べるはずです。(敏塾塾長 富士/2013年9月3日火曜日)