本当は助産師になりたいのだけれど、まずは看護学校に進学したい、という受験生の場合、志望理由書や面接で助産師志望と言うべきか、看護師志望というべきか、簡単なようで結構悩みます。もちろん、どちらの志望と言っても、そのあと、突っ込まれます。助産師志望と言えば「じゃ、どうして大学に進学しないんですか?」と問われますし、
「看護師志望」と言えば「志望のきっかけは何ですか」「助産師になることは考えませんでしたか?」と聞かれたりします。答がうまくできないと、さらに突っ込まれてグダグダになったりします。では、どう準備すべきか。この答は各受験生によって違うんです。あなたの志望のきっかけや最終学歴、受験の地理的環境や併願校の有無によって答は変わってきます。大切なのは、あなたが自分自身の将来の生き方についてしっかりと見つめたうえで納得できるふさわしい答を探すことです。つまり、社会人・主婦の受験は単なる勉強だけでは不十分です。自分のキャリアをデザインをする意識があれば、もっと豊かで得るものの多い受験ができるのです。(敏塾塾長 富士/2013年12月22日)