1995年に認定看護師制度が発足し、以来、現行の認定看護師制度の教育が始まって20年が経過しました。正直、もうそんなになるのか、という感じもします。敏塾でもずっと認定看護師の受験対策をしてきましたが、当初は認定看護師制度自体がどうなるのか、様子見といった看護師の方々も見られましたが、今ではすっかり定着して、大きな病院では複数の認定看護師在籍を誇るようになってきています。(病院のパンフレットや廊下に認定看護師の名前を貼り出したりしています)
そして、また次の動きです。2020年度より、特定行為研修を組み込んだ新たな認定看護師教育が始まります。看護研修学校(東京都清瀬市)は5学科(①クリティカルケア②皮膚・排泄ケア③感染管理④糖尿病看護⑤認知症看護)を、神戸研修センター(兵庫県神戸市)は、1課程(がん薬物療法看護)を開講します。
ちなみに、2020年度以降に新認定制度の教育を開始するのは10分野です。(がん薬物療法看護/生殖看護/在宅ケア/呼吸器疾患看護/心不全看護/脳卒中看護/腎不全看護/摂食嚥下障害看護/小児プライマリケア/クリティカルケア)。
こういった新しい動向については、少し「様子を見てから」動こうとする方も多いと思うのですが、私は「興味があればすぐに動く」ことをお勧めします。新しい制度というのは、もちろん新制度発足当時はわからないことも多くモタモタ、バタバタするのですけど、結果的にはその制度が定着した後には「早く動いていて良かった」ということが多いものです。現に、この2020年度の新制度より前に現行の認定看護分野一覧(21分野:2026年度をもって教育終了)で認定看護師になった方も、認定を受けておいて良かったことが多いはずです。興味があれば、すぐに動きましょう。
特定行為研修を組み込んだ新たな認定看護師教育(B課程)の願書受け付けが始まっています。(2019年11月25日(月曜日)~12月12日(木曜日)※必着)