大人になってからの志望理由書はしっかりしたフォーマルな文書です。学生時代に書いていたような、ただ興味ややる気を伝えるだけの文章ではないです。そして、書かなきゃいけない内容があると同時に、書いてはいけない内容があります。さらに、どんな言葉(ボキャブラリー)で書くか、どんな文章で書くか、複合的でいっぱいある志望理由から、どれを書くのか、本当のことが書けない場合、どう書くのか、文字数の制約や書類のフォーマット、志望理由書、自己推薦書、自己アピール、長所短所などなど付随項目を含めると考えることがいっぱいあります。たくさん書くところがある学校もあれば、小さなスペースの学校もあります。(実はどちらも書くのは難しいです)
よく本屋で『志望理由書の書き方』といった本がありますが、そういった本を読んで書くのは難しいと思います。なぜなら、そこには、あなたのことが書いていないからです。あなたの志望理由は、当たり前ですが、他の受験生の志望理由とは違います。十人十色、百人百色、あなたには、あなたの志望理由があって、それは類型化、タイプ別に分けたりしてもあまり意味がありません。本に載っている内容を真似しても書けないし、それだと、あなたのことが伝わらないかもしれません。志望理由書がヘタだと、面接もどうしてもそれに引きずられたりします。「なぜ、あなたは看護師・保健師・助産師になりたいのでしょうか」さあ、何を書きますか。(敏塾 富士)