大関和(おおぜき ちか)は「日本のナイチンゲール」近代看護の先駆者です。栃木県黒羽藩(くろばねはん)の家老の娘として1858年5月23日に生まれ、19歳で結婚し2児をもうけました。
※栃木県の黒羽藩(くろばねはん)というのは、現在の栃木県大田原市黒羽地区です。
大関和(おおぜき ちか)は離婚後、キリスト教に入信し、桜井女学校附属看護婦養成所の第1期生として学び、1888年に卒業しました。
卒業後はトレインドナースとして活躍、帝国大学医科大学附属病院の外科婦長を務め、新潟県高田女学校で伝道師兼看護婦として活動。
さらに、東京看護婦会の会頭や大日本看護婦人矯風会の設立など、看護師の地位向上と後進の育成に尽力しました。著書に『派出看護婦心得』や『実地看護法』があります。
2026年の前期朝ドラ『風、薫る』では、この大関和(おおぜき ちかをモチーフとしたヒロイン「一ノ瀬りん(いちのせ りん)」演 - 見上愛が登場します。
看護学校受験生、看護に関心がある方々にとっては特に気になる朝ドラになりそうですね。私も楽しみにしています。(敏塾 富士)