熊本地震の被災者が身を寄せている各地の避難所で、ノロウイルスによる感染症が流行の兆しをみせています。感染拡大に歯止めをかけようと、各避難所では保健師らが懸命の衛生指導に取り組んでいます。
「消毒の徹底を心がけ、感染の拡大を防いでほしい」。2016年4月23日午後、ノロウイルス感染を疑われる多数の患者が出た熊本県南阿蘇村の村立南阿蘇中学校で、保健師が避難所のスタッフにトイレの清掃などの手順を伝えていました。県健康危機管理課の担当者は「もう、ノロウイルスが蔓延している状態だ。不衛生なトイレが拡大の原因となることもあり、各避難所の保健師を通じて衛生指導を徹底する。心労が重なる避難者を、病気で苦しめるわけにはいかない」と話しています。
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