2010年に新人看護職員研修が努力義務化されてから4年。今年2014年2月の厚生労働省「新人看護職員研修ガイドラインの見直しに関する検討会」(座長=北海道医療大学・石垣靖子氏)報告では、「自らの施設のみで新人看護職員研修を行うことができない医療機関が外部組織の研修を活用して研修を実施するためには、地域の医療機関の連携体制を構築することが重要」と記されました。課題となっているのは中小規模施設への研修の普及です。
「腹部聴診のポイントは、1~2分かけてじっくり聴くこと。腸ぜん動音の違いがわかるかな」 庄原赤十字病院の研修室では、講師と共に20人の新人看護職員が1体のシミュレーターを囲んでいました。受講者は一施設の看護師だけではありません。今年2014年4月に入職した庄原赤十字病院の看護師15人と三次地区医療センターの看護師5人による合同研修が行われていました。今回のテーマは「腹部のフィジカルアセスメント」。講師は院内の臨床看護師が務め、日々の臨床で培われてきたアセスメントのコツを次々に披露していました。
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