第20回日本看護診断学会が、2014年7月12日~2014年7月13日、大会長の小平京子さん(関西看護医療大学)のもと神戸国際会議場にて開催されました。電子カルテの導入が進み看護診断が現場へと浸透する中、臨床・教育現場ではより実用的な使用法が模索されています。
新たな看護診断ラベル「非効果的衝動コントロール」を開発した経験を持つ天理医療大学の永田明さんは、「看護師は日々行っている実践と看護診断との間にギャップを感じながらも看護診断を教条主義的に使用しているのではないか」と問題提起。現在のNANDA-Iの看護診断は全ての看護実践に適用するには十分とは言い難く、日本特有の看護介入の根拠となる看護診断を開発していく必要があると述べました。永田明さんは、自身の経験から、NANDAインターナショナルへ新たな看護診断を提案するための手順を説明。看護系学会や看護系大学院による研究を基に、日本からNANDAインターナショナルへ積極的な意見発信を行っていくべきと呼び掛けました。
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