女優の米倉涼子さんが主演する「ドクターX 外科医・大門未知子」が高視聴率をマークするなど、医療ドラマはいつの時代も一定の人気を誇っています。とはいえ、実際の医療現場は多種多様な症例があり、医師1人で抱えるには限界があります。そのため、人気ドラマ「医龍-Team Medical Dragon-」(フジテレビ系)にみられたように、さまざまな分野のエキスパートが集まり、チームで病に対峙していくスタイルを取っている病院が多いのです。そんなチーム制の現場に対応できるよう、学校教育でもさまざまな授業が行われているといいます。
「もう薬剤師って、薬を与えることだけが仕事じゃないんです」と語るのは、摂南大学 薬学部薬学科長で教授の河野武幸さん。「"この薬を与えているから治る"と従来の薬剤師的発想で考えていては、現実はうまくいかない。患者の中には、心理的な要因で薬に抵抗がある患者がいたり、飲むことを覚えていられない環境の人がいたりと、状況はさまざま。患者の日常生活を無視して質の高い医療を提供することは限界があるのです」。
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