福島県は結婚や子育てなどで離職した看護職員の復職を支援し、県内の医療現場の人材確保につなげる新たな事業を始めました。連絡先などを登録した元看護職員に求人情報などを提供し、再就職に結び付ける仕組み。福島県は年明けから同窓会組織がある看護学校などと連携して登録者数の増加を図るとともに、就職あっせんを本格化させる考えです。
退職した看護職員は離職時期にかかわらず、県看護協会の県ナースセンターに氏名や住所などを届け出る必要があります。県ナースセンターは、各登録者の過去の勤務実績や希望する勤務形態を精査。再就職希望者にニーズに合った求人情報などを伝えるものです。さらに、復職する看護職員の不安解消や技能向上を図るため、既に県と県看護協会が取り組む研修事業の協力施設を現在の17から25施設程度にまで拡充する方針です。採血や医薬品の扱い方などを再確認する従来のプログラムに加え、救急や終末期医療などの分野にも対応できるよう内容を充実させます。
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