長年にわたって地域医療や保健福祉の発展に貢献した人をたたえる第47回医療功労賞(主催:読売新聞社、後援:厚生労働省・日本テレビ放送網、協賛:損保ジャパン日本興亜)で、奈良県からは天理よろづ相談所病院がん相談支援センター看護師長の松尾理代さんと、南和広域医療企業団南奈良総合医療センター・へき地医療支援センター長の中村達さんがそれぞれ選ばれました。
松尾理代よさんは、2002年にホスピスケア(現・緩和ケア)の認定看護師の資格を奈良県で初めて取得し、ケアの充実に努めてきました。2009年には「県専門看護師認定看護師協議会」を設立して代表にも就きました。各地で緩和ケアの勉強会を開くなど、後進育成にも力を注いでいます。中村達さんは、医師になって40年。多くを医師不足に悩む山間地や過疎地の「へき地診療」に尽くしてきました。「血圧、測らしてもらいます」。柔和な顔で、ゆっくりと話します。しわのない清潔なシャツとネクタイ姿。診察では白衣を着ません。「不潔なのはだめ。でも白衣は権威を着るようで、あまり好きじゃない」。
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