感染症予防の専門的な知識や技術を持つ「認定看護師」として沖縄県看護協会の感染管理認定教育課程で後進の指導に当たる谷村久美さんは、県内で唯一、総合ビルメンテナンス業の民間企業にも勤務する顔を持ちます。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、医療機関や宿泊施設などで清掃や管理業務に当たる従業員が安心して働けるよう心を砕き、家庭内での対策も社内で広げています。
日本看護協会が2001年に始めた認定制度の「一期生」の谷村さんは普段、沖縄県看護協会の専任教員として認定看護師の育成に当たります。その傍ら、週1度勤務するのが沖縄県浦添市の国際ビル産業で、インフェクション・コントロール(感染管理)のアドバイザーとして2016年に入社しました。県内医療機関や宿泊施設、商業・文化施設で清掃や設備管理、警備などの業務に携わるベトナム出身の技能実習生も含めた従業員へ、感染予防の提案や助言、指導を行うのが主な役割で、研修を重ねるほか、各現場に出向き感染予防策のチェックも抜かりがありません。
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