静岡県磐田市の作業療法士、鈴木紀子さんが、静岡県西部地域の伝統織物「遠州木綿」を使ったリハビリ用具を開発しました。布を切ったり編んだりしてストールなどを手作りするキットで、高齢者や障害者への普及に取り組む鈴木さんは「心身の健康を促進しながら、地場産品の普及にもつなげたい」と意気込んでいます。
鈴木さんによると、指先を使う作業は認知症やまひのある患者に効果がある、とのこと。市販の手芸キットは説明書が見にくい、作業が細か過ぎるなど、高齢者や障害者には使いにくい物が多いといいます。このほかに市販のペン立てやポーチを布で装飾したり、紙を切り貼りしてポストカードを作ったりするキットも考案。2019年からは福祉施設などでの出張講座を始める予定で、手芸を通じたリハビリの普及を目指す考えです。
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