1995年春に甲子園球場で開催された選抜高等学校野球大会の医科学支援を契機として、スポーツ損傷に関心を持つ20人ほどの理学療法士が「スポーツ傷害理学療法研究会」を設立し、以来、学術交流と社会貢献に努めてきました。設立から15年を経て会員は600人を超え、2011年にはさらなる発展をめざして「一般社団法人アスリートケア」として認可を受けました。
発足の契機となった甲子園球場での支援活動は、春・夏を通じて行われ、今年2015年で20年目を迎えます。投手の肩肘関節機能検診をはじめ、試合前のウォーミングアップやテーピング、試合中の外傷に対する応急処置、熱中症予防のための飲水環境の整備、試合後にはクールダウンとして肩・肘のアイシングとストレッチングなどを実施しています。また甲子園球場内のトレーナー室に物理療法機器を配備したスペースを設け、大会期間中、当該選手の試合がない日にも予約制のコンディショニングを行っています。
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