「いいね。どんどん力強くなってるよ」北海道札幌市中心部のビルにあるクリニックで、「バシッ」とボールが壁に当たる音が響きました。札幌市内の高校野球部員に投球フォームを指導していたのは、理学療法士の三沢直幸さんです。
エースナンバーを背負っていた部員は2016年秋、右ひじの痛みが耐えられないほど悪化し、靱帯の修復手術を受けました。投球時の右ひじの位置が悪くて腕に負担がかかっていると医師に指摘され、三沢さんにフォームの指導を受けました。三沢さんも野球部の投手だった高2の春に肩、冬にはひじを相次いで痛め、キャッチボールもできなくなりましたが、リハビリに救われた経験があります。三沢さんは「後輩たちに自分と同じ思いをしてほしくない」と理学療法士の資格を取り、現役時代に世話になったクリニックに就職しました。
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