医師不足などにより中核病院の産婦人科が分娩を休止した兵庫県丹波篠山市は、1人の助産師が継続して妊産婦に寄り添い続ける「My助産師制度」について、2020年8月から「My助産師ケアセンター」(仮称)を立ち上げ、市内全ての妊産婦を対象にする方針を固めました。
お産の先進国・ニュージーランドの制度を参考にした取り組みで、丹波篠山市によると、実現すれば日本では初といいます。現在もリスクが高い人や希望者にMy助産師をつけており、事業を拡充して本格始動を目指します。また、近隣病院とも連携しながら妊産婦のケアに当たる専用施設も建設する予定です。丹波篠山市は、兵庫医科大学ささやま医療センターが2020年3月末で分娩を休止し、市内で分娩できる施設が1ヶ所となった状況を受け、お産応援事業として、妊婦1人につき10万円の補助金を創設したほか、ハイリスクの妊婦などを対象にした助産師訪問事業をスタートしています。
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