言語聴覚士、高次脳機能障害者向けの絵本を出版
島根県の言語聴覚士、中村勝子さん(57歳)が、高次脳機能障害のリハビリ訓練に使う絵本を出版した。タイトルは「つばめのものがたり」。
母親の勧めで看護師となった中村勝子さんは、時々の「出会いがあって」脳神経の勉強をし、言語聴覚士(ST)になった。
リハビリで本を読むにも「気持ちが乗らないと」。その上で難しくない絵本類を探していたが、見つからなかった。「個人個人に合った絵本はないものだ」。こんなふうに思っていた昨春、ある50歳代の女性の訓練を担当した。この出会いが「気持ちが乗る」絵本を生んだ。
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