作業療法士が計画決めて進める、社会復帰への道
脳の損傷で記憶力や注意力が低下する「高次脳機能障害」を負った人々の社会復帰を進めようと、県内の当事者や家族でつくる「愛媛高次脳機能障害者を支援する会 あい」が、東温市内のアパートを借り、会員5人が料理やパソコンの操作訓練などに取り組んでいる。
2010年8月から本格稼働し、利用者は模擬喫茶店で客をもてなせるまで能力が回復。今年は品物集めや値付けなどを行うフリーマーケットの出店も目指すなど活動の幅を広げている。
週に2回、午前10時から午後3時まで2DKのアパート一室に、20~60歳代の男性4人、女性1人が通う。作業療法士2人が昼食作りなどの計画を決め、全員で買い出しや調理を行い、午後は裁縫や計算ドリルなど個々の課題に取り組む。
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