長年にわたって地域医療に貢献した人をたたえる「第43回医療功労賞」(主催:読売新聞社、後援:厚生労働省・日本テレビ放送網、協賛:エーザイ)に、岡山県内から備前市立吉永病院院長の荻野健次さんが選ばれました。
荻野さんは岡山県倉敷市出身で、岡山大学大学院医学研究科修了。専門は整形外科でしたが、学際的な医学知識が必要と大学院で内科、外科も研究し、外科医として勤務していた頃、担当教授から「総合的な医療を志す君に打ってつけの仕事がある」と紹介されたのが町立吉永病院でした。1979年、40床を備えて新築したばかりの吉永病院に院長として赴任しました。しかし、院長とは名ばかりで医師は荻野さん1人。耳鼻科や小児科もすべて診なくてはなりませんでした。「とにかく専門の先生に電話してアドバイスをもらった」。なりふり構わず、訪れる患者に対応しました。
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