ダウン症などを調べる出産前の検査によって、図らずも母親のがんが見つけ出されました。ベルギー、ルーヴェン・カトリック大学のフレデリック・アモン氏らの研究グループが、ジャマ(JAMA)オンコロジー誌において2015年6月5日に報告しています。
血液検査だけで済む新型出生前検査は、出生前にダウン症のような状態を調べるために行われています。母親の血液の中に流れているおなかの中の赤ちゃんのDNAの変化を調べるものです。研究グループが、4千人以上の女性を対象として、この検査の精度を上げる研究を進めてきました。この中で3人の母親で、母親自身にも赤ちゃんにも結び付く可能性のない異常が見つかりました。この3人の女性にMRI検査を行ったところ、それぞれ卵巣がん、濾胞性リンパ腫、ホジキンリンパ腫であると分かりました。
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