妊婦の血液検査で、ダウン症など胎児が持つ病気の可能性を調べる新型出生前検査について、実施する病院で作る共同研究組織は、2013年4月の開始から今2016年3月までの3年間に3万615人が検査を受けたことを明らかにしました。
共同研究組織によると、染色体の病気が疑われる「陽性」と判定された人は547人。その後、458人が羊水検査などを受け、417人が胎児が染色体の病気であると確定しました。そのうち約9割の394人が人工妊娠中絶をしました。新型検査は、妊婦の血液に含まれる微量の胎児のDNAを分析し、ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの三つの染色体の病気の可能性を調べるものです。主に35歳以上の妊婦が対象で、臨床研究として行われています。
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