国際協力機構(JICA)や民間団体が、日本独自の母子健康手帳(母子手帳)を海外に広める活動を四半世紀にわたって続けています。検討中を含め導入したのはインドネシア、カンボジア、ガーナなど、アジア、アフリカを中心に約40カ国・地域。母子を取り巻く衛生環境の向上や健康の促進に役立っています。
JICAは1992年、インドネシアで本格的に普及活動を開始。1997年に国家プログラムに指定されました。母子手帳の内容は同一ではなく、妊娠初期以降の母親の健康状態、乳幼児の状態、予防接種の記録を基本に、国ごとの医療、保健サービスに応じて変更。発展途上で識字率が低かったり、言語が多かったりする国でも理解しやすいよう、妊娠初期の症状や授乳の方法などのイラストを多用しています。
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