兵庫県姫路市で約100年続いてきた診療所「藤森耳鼻咽喉科」が、2019年8月いっぱいでその歴史に幕を下ろします。施設の老朽化のため、運営母体の医療法人伯鳳会が閉院を決定。現在は経営から離れていますが、長く院長を務めてきた耳鼻科医師の藤森春樹さんは「生まれ育ち、長い医師人生を送ってきた場所。寂しい気持ちもあるが、多くの患者さんのお役に立てて良かった」と話しています。
診療所は藤森さんの父真治さんが1925(大正4)年に開院し、約10年後に20床の入院施設を備えた「藤森病院」となりました。院内では当時珍しかった看護師養成所を大正時代から運営。後に「藤森看護専門学校」となり、2005年に姫路市医師会看護専門学校に編入されるまで、近隣の医療機関で活躍する人材を多く輩出してきました。
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