東日本大震災をきっかけに、災害に遭った人だけでなく、病気や老いに苦しんだり嘆いたりする人を精神的に支える宗教者「臨床宗教師」が活動するようになりました。全国で最初に養成を始めた東北大学の講座には、仏教僧らに交じり看護師や社会福祉士の姿も目立ち、さまざまな立場から被災者や患者、高齢者に寄り添う方法を探っています。
臨床宗教師は布教や伝道を目的とせず、被災地や病院、福祉施設などで心のケアに当たります。日本臨床宗教師会が、専門の課程を終えた宗教者を対象に資格を認定しており、仏教、キリスト教、神道などの宗派は問いません。東北大学がプログラムの一環で2019年12月上旬に宮城県仙台市で行った合宿では、15人の受講者がロールプレーや筆記試験、面接に取り組みました。
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