むし歯や歯周病のリスクをあらかじめ把握し、歯科の指導で歯磨きや食生活などを改善する「メディカル・トリートメント・モデル(MTM)」と呼ばれる手法が注目を集めています。
MTMを実践する歯科の紹介サイト「コミュニケーション・ギア」を運営するクレセルによると、MTMは2000年代前半から普及し始めました。ただ歯科診療所は全国約6万8,000施設あるものの、クレセルの伊藤日出男社長は「MTMは手間がかかり、以前は保険算定の流れにも乗りずらかった。実施しているところは300~400カ所程度だろう」とみています。日本は欧米に比べ、定期的に歯科診療所に通う割合が低いとされます。日本歯科医師会は2018年4月、1万人に「歯科医療に関する一般生活者意識調査」を実施し、歯の治療状況を聞いたところ「現在は治療を受けていないが、定期的にチェックを受けている」と答えた割合は3割程度にとどまりました。
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