原発事故の健康影響を調べる福島県の「県民健康調査」検討委員会が2018年3月5日、福島市で開かれました。福島県立医科大学は2016年度の「妊産婦に関する調査」の結果を報告、新生児の先天奇形・異常の発生率は2.55%(2015年度2.24%)で、一般的な発生率(3~5%)と差がありませんでした。
調査対象は2015年8月1日~2016年7月31日に福島県内で母子健康手帳を交付された母親と、同じ期間に福島県外で母子健康手帳を交付され、県内で妊婦健診して出産した母親1万4,154人。7,326人から回答があり、回答率は51.8%でした。福島県の「県民健康調査」は2011年度から継続して行われていますが、大きな変動は見られず、一般的な発生率と比べて高くない状況が続いています。福島県立医科大学は2018年度も調査を継続し、詳細な分析を進める方針です。
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