東日本大震災からすでに40日が過ぎた。岩手県陸前高田市では、先が見えない生活に不安を抱えた住民に親身に対応している市職員をはじめ、避難所生活を支えているボランティア、各地で救援活動を展開している関係者の間で日増しに疲労の色が濃くなっている。
2009年度まで陸前高田市の保健師として働き、現在は日本赤十字秋田看護大学看護学部(秋田市)に勤務する佐々木亮平助教授(35)は「職員によっては臨床心理士による心のケアが必要。一人で頑張ろうとせず、仕事とプライベートのオンとオフの切り替えをきっちりすべき」とアドバイス。その上で、「市職員も『休まなければ』と分かっていても休めない状況なのだと思う。しかし、上司が率先して課内シフト表を作り、定期的に休みを入れていくことが大切。長期戦になることは間違いなく、市職員が過労で倒れてしまうと、職員数が減ってしまっただけに住民サービスに直接影響する」と心配する。
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