長崎市医師会看護専門学校/カネミ患者が講演で、学校生ら「深刻さ実感」
カネミ油症認定患者の下田順子さん(49)が2011年6月7日、長崎市の長崎市医師会看護専門学校で、油症被害や患者の実態について講演した。
看護コースで学ぶ約50人が聴講。下田さんは健康への影響や周囲から受けたいじめや差別など、自らの体験を紹介。社会人になっても入退院を繰り返したといい、「本気で自殺を考えたこともあった」と打ち明けた。そのうえで「入院先の看護師から受けた励ましが生きる希望となり、自殺を踏みとどまった」と振り返った。
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