千葉県八千代市の秀明大学が来2017年春、看護学部(定員80人)を開設します。学生は英国に短期留学し、近代看護の母といわれるナイチンゲール精神を学ぶといい、人間性豊かな看護師を輩出して地域貢献を目指します。看護師確保を急ぐ八千代市などの要望に応じたもので、八千代市も修学資金を貸与しバックアップする考えです。
八千代市によると、市内には約140の医療施設がありますが、人口1万人当たりの看護師は55.8人(2014年)で、全国平均(85.5人)を大きく下回っています。このため、八千代市と八千代市医師会などは2014年、秀明大学に看護学部開設を要望していました。秀明大学側は「地域貢献を果たすため、看護学部を開設して看護師不足解消を検討する」と回答。教授や講師陣を整え、2016年春、文部科学省に設置認可を申請し、2016年8月に認可されたものです。
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