健康寿命の延伸につながる研究を奨励して地域医療に貢献する医療従事者を育てようと、静岡県は2019年10月中に「静岡社会健康医学大学院大学(仮称)」の設置認可を文部科学省に申請する考えです。2019年10月9日に静岡市内で開かれた有識者による検討委員会で、申請内容が了承されました。
静岡県内では慢性的に医師が不足しているため、医療従事者が働きながら先進的な研究を推進できる大学院大学の創設は、高度な知識を持つ医療人材の確保につながると期待されています。順調に進めば2020年夏に設置が認められ、2021年4月の開学となる見通しです。静岡社会健康医学大学院大学(仮称)には、二年制の社会健康医学研究科が設置されます。医師や看護師、薬剤師といった医療従事者が働きながら学ぶことを想定しており、全国屈指の健康寿命を誇る静岡県の地域特性を生かした高度で専門的な研究を行います。定員10人で、修了すれば社会健康医学の修士号を取得できます。教員は学生数を上回る22人程度を確保する予定で、研究施設には、静岡県立総合病院に隣接する旧静岡県赤十字血液センターなどを利用する考えです。
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