理学療法士という仕事を知っていますか?病気やケガで体に麻痺が残るなど、以前と同じような活動ができなくなった人に対し、リハビリテーション医療を行う国家資格の専門職です。リハビリテーション専門職の国家資格はほかに、作業療法士や言語聴覚士などがありますが、それらとの違いは、立つ、座る、歩くなど日常の基本動作を中心に生活の改善を図ることにあります。
日本では、がんは2人に1人が罹患し、死亡原因の1位でもある、いわば国民病です。「ですが、がん理学療法はまだ広く知られておらず、その普及、啓蒙にも本学は力を入れています。」 がん自体は肺がんや胃がん、乳がんなど部位によっていろいろで、それによって理学療法の内容も変わってくるといいます。たとえば、肺がんで肺を切除し疲れやすくなれば、歩く距離を少しずつ伸ばす指導を行うし、乳がんは手術によって腕が上がりにくくなることがあるため、腕の可動域を広げるストレッチや自主トレーニングの指導を行うなどさまざまです。
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