看護師や保健師を目指す学生に、集団予防接種での注射器の使い回しによるB型肝炎感染被害の実情を理解してもらおうと、東北福祉大学は2018年12月、宮城県内の患者2人を招いた講義を開きました。健康科学部保健看護学科の約80人が長期にわたる治療や偏見に苦しんだ体験談を聞き、患者の視点で接することの大切さを学びました。
東北福祉大学での患者による講義は、B型肝炎感染東北訴訟の原告弁護団の働き掛けで2015年に始まり、今回で3回目。健康科学部の下山田鮎美准教授は「学生は毎回、当事者の言葉に重みを感じている。講義をきっかけに患者の立場に立って考えられる人材を育てたい」と話しました。
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