社会人入試とは、現役生ではなく「社会人」のために実施される入試です。(「社会人」をどう規定するかは、学校によって違いますので、受験資格の確認が必要です。最終学歴や勤務年数を問われたり、職場の推薦書を必要とする学校もあれば、主婦、大学生やフリーター、無職でも受験できる学校も多いです。多くの看護医療系の専門学校、大学では社会人入試が行われており、日本の受験制度としては定着してきています。
通常の一般入試と区別して、社会人を対象とするため、多くの場合、受験生の負担を考え、受験科目数が減らされています。また、入試時期も一般入試と時期をずらして10月~12月に行われることが多いです。少ない入試科目で、その受験生の資質やキャリア、意欲、学力、学習の姿勢を評価するため、志望理由書・自己推薦書・課題作文といった提出書類や面接・口頭試問がしばしば重視されます。学科も小論文試験が多用されます。(もちろん学校により違います)社会人入試と一般入試のどちらを受験するか、あるいは、どちらも受験するか、を悩む社会人受験生が多いのですが、単に倍率で決めてはいけません。学校側の受験科目や日程、社会人の受け入れ状況、さらには、あなたの勉強の進み具合、得意・苦手科目、さらに志望校をどこにするか、今年不合格だった場合、来年も受験を続けられるのかどうか、などで受験計画は異なります。ネット等の声を鵜呑みにせず、決定していく必要があります。(敏塾 富士)