介護福祉士、介護スタッフといった介護のお仕事をされている方々が、看護師になりたいと感じることは本当に多いようです。(特に、日頃がんばって仕事をしている方に多いように感じます。)介護は大変なお仕事です。日々、自分の休みや食事、家族のことを後回しにして利用者様のサポート、生活支援をされているかと思います。ところが実際に利用者の方が急変した場合などには、介護職の方ができることは法律に定められた職域の関係で限られていて、できないことが多く、そういう場合には、看護師や医師を呼ぶことになります。その利用者様のために一番、何かしたいときに、何もできなくて、看護師を呼ぶしかなくて、つらい思いを重ねることになります。そして、その経験から看護師の専門知識や実践力、待遇等が欲しい、と考えて看護師に憧れる方も多いのです。
そういった方々の多くは、そういう思いを実際には行動に移せずに、何年も「看護師になれたら」という気持ちを抱えたまま、介護職を続けていることも多々あるのですけれど、私は思います。ぜひ、今年の看護学校受験を考えてみてください。介護職をしながらでも勉強できます。久々の受験勉強なので戸惑うことは多々あるでしょうし、勉強もうまくいくことばかりではないでしょうけど、それでも合格して看護師になる方々は多いのです。そういった「元介護士の看護師」は、看護師資格を取得してから病院勤務する方もいれば、福祉施設に戻ったり、あるいは、訪問看護に携わる方もいます。介護と看護というう2つのキャリアを持って仕事をする人生...。思いがあるのでしたら、社会人入試で看護師を目指してみては。何をやるにも遅すぎるということはありません。(敏塾 富士)