看護学校や医療系学校進学を目指す社会人・主婦の方々にとっては、今の時期は、入試の勉強もしたいし、でも、子供たちとの時間も大切にしたい、という「悩ましい」時期だと思います。そんな時なのに、今、乳幼児らの手や足、口内の粘膜に水ほうができる「手足口病」の患者が急増しています。国立感染症研究所によると、昨年の今頃に比べて8・3倍に達しているそうです。
手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)は、この特徴的な病名のとおり、口の粘膜、手や足などに水疱性の発疹が出てくる急性ウイルス感染症です。手と足と口、です。幼児を中心に発症する病気で、基本的にそんなに深刻な事態にはならないのですけど、でも、まれに急性髄膜炎とか、合脳炎を引き起こすそうです。今の時期、仕事に、家事に、子育てに、そして志望校の学校見学、オープンキャンパス訪問、学校によっては、志望理由書作成、願書提出の時期ですが、もし、お子様の様子がいつもと違って、発疹が出ていたり、ぐったりしていたら病院へ。それは受験より大切なことです。今日は「手足口病」の話だけでした。(敏塾塾長 富士/2013年7月31日)