助産師になりたい、と思っている看護師の方は多いと思います。助産師を目指す理由は様々です。たとえば、きっかけとしては「自分自身の妊娠・出産の経験」や「看護学校時代の実習経験」「今、産婦人科で働いている」「別の科で働いているが、人の生命の誕生に立ち会いたい」など...。ところが、実際に社会人入試で助産師を目指すのは、けっこう思い切りが必要かもしれません。
看護職はただでさえ激務なのに、その合間に助産師の受験勉強までやれない、という、あきらめのような、あきらめきれないような声をよく聞きます。ただ、そんな看護師の方々こそ、ぜひ助産師受験を考えてみてください。というのも、そういう人には思い出してほしいのです。「今、看護師である」というだけで、助産師という目標に近づいていることを。看護師になる前なら、看護学校の勉強や国試、さらに恋愛や結婚、経済面などでなかなか助産師を目指せなかった方も、今なら目指せるかもしれません。看護師は助産師に近いのです。もうひと頑張りしませんか。(敏塾塾長 富士/2013年8月29日木曜日)