看護師になったら、あなたはどこでどんなふうに働きたいですか。学校によっては「お礼奉公」のかたちで附属や系列の病院で勤務しなければならない場合もありますし、自分の第一希望の病院に就職できない場合もあります。それでも、あなたが将来どんなところで、どんなふうに働きたいか、ビジョンやイメージを持つのは大切なことです。まだ看護大学や看護学校に合格していない受験生の段階でも、将来について考えておく方が良いです。別にきれいごとでなくて良いのです。子供がいるので、家の近くの病院で働きたい、でも良いし、給料の高い病院で
勤務したい、でも構いません。志望理由によっては、がん看護をやりたい、とか、オペ看をやりたいとか、救急に行きたいとか、やりたいイメージが決まっていることもあるかもしれません。大きな総合病院で経験を積みたい、とか、小さな個人病院でマイペースで働きたいとか、いずれは海外に出たい、とか、ある程度貯金ができたら病院を辞めて、子供のそばにいたい、とか。いろいろなビジョンがあって良いのです。働き方は、あなたが決めるのです。そのための資格取得でもあるのですから。ただし、ビジョンによっては、それをそのまま入試の面接で言ってはいけないものもありますけどね。(敏塾塾長 富士/2013年12月17日)