ヴァージニア・A・ヘンダーソン（Virginia Avenel Henderson）女史は、アメリカの看護師で看護教育者です。看護学生・看護職の方はご存知だと思います。ナイチンゲール女史の次に有名かもしれません。著作である『看護の基本となるもの』は看護学校のテキストや引用文献として必ず紹介・参照されるものです。看護とは何か、また、基本的看護ケアの14の構成要素などは今も看護の基本として物事を筋道を立てて考えていく上の前提のひとつと言えるでしょう。

今でもナイチンゲールの精神が大切にされるのと同様、ヘンダーソン氏の考えも看護の世界の財産のひとつです。そのヘンダーソン氏が亡くなったのが1996年３月19日。彼女は98歳の生涯をホスピスで終えました。（敏塾塾長　富士／2014年3月17日）