聖トーマス病院を訪れて、ナイチンゲールの仕事ぶりについての様々な資料展示を見ます。ナイチンゲールは今のような病院、そして看護師の在り方をトータルに考え、形にしてきました。聖トーマス病院の中に、病院食についての資料がありました。一番上の写真です。ナイチンゲールによって、それまで、あまり配慮されずに用意された食事を与えられてきた患者の食事が変わりました。それは劇的な変化だったようです。画期的な変化でした。
ただ、ここからは私の雑記ですが、ナイチンゲールによって病院の食事がより衛生的にも栄養的にも変わったのは確かですが、そこよりさらに高いレベルである今の日本の病院の食事についても、まだ疑問があります。私の父母が入院中、見舞いに行くと、いつも「病院のごはん、おいしくない」と言っていたのを思い出します。さらに「日本の現代のナイチンゲール達」によって、もっと身体的にも心理的にも良い、そしてできれば、もっともっと美味しい食事が提供されると良いな、と思います。病院に望み過ぎでしょうか。