漫画「コウノドリ」（鈴ノ木ユウ）をご存知ですか。産婦人科医でジャズピアニストの鴻鳥（こうのとり）サクラを主人公とした人気漫画です。週刊モーニングという"男性誌"に連載されていることも特筆すべき点ですが、「未受診妊婦」「切迫流産」「自然出産と帝王切開」「先天性風しん症候群」など毎回、なかなか話題にされることの少ない妊娠、出産の現実的なテーマを描いています。そして、このマンガとのコラボ企画で神奈川県風しん撲滅作戦が行われています。

神奈川県では、人気漫画「コウノドリ」の風疹をテーマにした回を掲載したチラシを作成するとともに、ＮＨＫのストップ風しんのロゴを活用したポスターを作成しています。先天性風しん症候群について、今あらためて考えてみませんか。「妊娠７週の奥さんが風疹にかかった場合、その赤ちゃんが先天性風疹症候群になる確率は80％です」（コウノドリ第４巻）看護師・助産師を目指す方々だけではなく、すべての方にワクチン接種について考えて欲しいと思い、こちらで取り上げました。（敏塾塾長　富士／2014年6月18日）