この４月から、厚生労働省による「ひとり親世帯」（母子家庭・父子家庭）の自立支援策が拡充されます。対象資格は各都道府県が指定しますが、看護師や介護士、理学療法士などを志望する方で、未成年の子どもを扶養し、年収が約412万円に満たない（子ども二人の場合）世帯の親が専門学校に入学すれば、準備金として50万円、2年以上の課程を修了して資格を取得すれば、就職準備金として20万円が貸し出され、学校卒業から1年以内に資格を生かした職に就いて5年間働けば、貸付金の返還も免除されます。

他にも、通学中の生活補助費や授業料負担の軽減、生活費や子どもの学習費などに充てる貸付金の利率を下げるなど、いくつもの支援策が拡充されます。とはいえ、くわしいことは、まずはお近くのお役所等に問い合わせてみてください。この2016年4月からの拡充なので、まだ役所の担当者も詳しくないかもしれませんが、大切なことなので、ご関心のある方はできるだけ早く、調べて、該当する場合は手続きをしましょう。また、この件については続報も敏塾サイトで行う予定です。（2016年3月31日／敏塾塾長　富士）