保健師という仕事がこれほどマスコミで報道されたのは初めてではないでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大の中、保健師の役割があらためて報道され、様々な問題提起がなされました。実際に敏塾で学び、保健師学校に合格し、保健師になった方々も、コロナ禍で激務にあたりました。看護師の方々の中にも応援に尽力された方々も多いのでは。
保健師の仕事は、よく予防医療の側面が強調されるのですが、コロナ禍でもわかるように予防医療というのは、保健師の職務のひとつの側面です。私はむしろ、心身の健康における社会での人々の孤独・孤立に向き合うプロフェッショナルと考えています。地域、会社、病院...さまざまな場所で保健師は「人と人をむすびつけ、つなぐ使命」に向き合っています。あなたがもし、孤独な人、社会から切り離されそうな人、心身の健康でどうも今、しっくりいかない、「何とも言えないうまくいかなさ」の中にいる人に寄り添いたい、とお考えなら、保健師になることを考えてみて下さい。とってもやりがいのある仕事ですよ。保健師になるために志望校選択や普段の勉強のやり方をいっしょに考えましょう。(敏塾塾長 富士)