保健師という仕事について知らなかった人も多かったと思います。保健師は、保健師助産師看護師法総則第二条において「厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者」とされるれっきとした国家資格ですが、「看護師」ほど有名ではないんですよね。それが、新型コロナウイルス感染拡大の中で一躍、脚光を浴びました。

連日、マスコミの報道で「保健師」という文字が踊り、注目の的となりました。私もこの仕事をして長いですが、保健師という仕事がこれほど注目された数年はなかったと思います。その影響を受けてか、保健師になりたい、と考える看護師、社会人が増えています。

保健師になるには、看護師の国家試験を取得し、さらに保健師の国家試験にも合格する必要があります。保健師学校の受験を考えている看護師の方々も多いと思います。地域や行政、産業の分野で活躍したり、近年は開業する保健師がいたり、もちろん、コロナ禍での活躍はマスコミ報道の通りです。保健師は常に共に働く仲間を求めています。連携・協働・つながりを通して保健師の仕事はさらに質の高いものになります。臆さず、保健師を目指して努力を始めませんか。今までの自分の生き方をキャリアアップするには思い切った行動が必要です。（敏塾　富士）