このテーマは、ある保健師学校で出題されました。ただ、保健師に限らず、「少子化」については様々な学部で頻出です。一般入試でも推薦入試でも社会人入試でも良く出ます。ただ、こういうテーマでは論点をどこに持ってくるのか、課題の絞り込みが大切です。そこがうまくできないと理由も対策もぶれて、ズレて、論点に合わなくなります。小論文を書いていて途中で何を書いているのかわからなくなる方は、論点選定がうまくいっていないかもしれません。
これが「段落構成」の基本です。何をどう書くか、を決めていく作業です。何を書かないか決める作業とも言えます。小論文がうまく書ける人は、原稿用紙を見たときに、どこに何を書くか、イメージできます。書く内容も書く順序も決めてから書きます。敏塾で重視して教えているのもそこです。「行き当たりばったり」で「知ってることを全部書かない」、ということです。(敏塾 富士)