長年にわたって地域医療や福祉に貢献した人をたたえる「第43回医療功労賞」（主催：読売新聞社、後援：厚生労働省・日本テレビ放送網、協賛：エーザイ）の受賞者に、滋賀県内から米原市の国民健康保険米原診療所長で保健師の千種惠美子さんが選ばれました。

1979年に旧山東町（現米原市）役場で保健師として採用され、子どもから高齢者までの健康づくりに向き合ってきました。「専門に分かれている現在と違い、昔の保健師は『何でも屋』。当たり前と思ってやってきたことを評価してもらい、驚いている」とはにかみます。「健康は、夢や目標を達成するために必要な要素」が持論。そう考えるようになったのは、江戸時代に通っていた旧街道の中山道を歩いて東京・日本橋を目指すという、町の健康づくり事業に関わったからでした。

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