昨2016年4月の熊本地震で甚大な被害が出た熊本県益城町に2017年3月末までの8カ月間、福岡県の北九州市から派遣された保健師がいます。北九州市小倉南区役所保健福祉課の直井梢さんです。
2017年4月14日午前、職場で黙祷した直井さんは「現地の皆さんの表情が次々に浮かんだ」と話しました。赴任したのは昨2016年8月。「どんな顔をして行けば」と不安でしたが、新たな職場は歓迎してくれました。「町職員も被災者なのに笑顔で接してくれ、気が楽になった」。当時は体育館などの避難所が存在し、仮設住宅の入居が順次始まった頃。益城町の保健師と2人一組で、体調や周囲とのつながりを尋ねて回りました。「アルコール依存症や服薬の調整ができないなど気になる人もいた」。病院の受診や介護サービスを勧めたり、相談先を紹介したりしました。
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