長野県は、独自に保健所を運営する長野市と、2021年度に設置予定の松本市に、保健所長となる資格を持つ医師を2019年度から派遣する方針を固めました。相互に、獣医師や薬剤師などの技術職員の人事交流も進めます。保健所長の採用難対策や人材育成が狙いで、長野県と長野・松本の両市は2018年12月25日、こうした連携強化策を定めた協定を結びます。
長野県の県健康福祉政策課によると、保健所長は原則医師で、公衆衛生への3年以上の従事経験か国の研修を受けていることなども必要。全国的に採用難の状況といいます。獣医師や薬剤師、保健師などの技術職員は長野県と長野・松本の2市がそれぞれ採用し、相互に派遣。職員が長野県の広域的な視点と、住民に近い各市の保健所業務の双方を学ぶほか、感染症対策などで息の合った連携をするための人脈を築くことを目指す考えです。
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