年間800件超と、宮城県内屈指のお産を取り扱う仙台市立病院の周産期医療は移転後、未熟児や病気を患って生まれた赤ちゃんの命をつなぐ機能が強化される予定です。中核となるのが、新設される新生児集中治療室(NICU)です。
ただし、宮城県内で周産期医療の人材が充実しているとは言い難いのが現状です。宮城県内の医療施設に従事する産科・産婦人科医は2012年末時点で200人。2002年比で1人増にとどまります。新生児専門医も増えていますが、十分ではありません。仙台市立病院はNICU新設に伴い、その担当の看護師を増やしますが、医師は現状のままです。NICUは当面、3床のみ稼働する予定です。
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