北海道の災害拠点病院に指定されている札幌市立札幌病院は2015年2月22日、大地震の発生を想定した災害対応訓練を行いました。医師や看護師ら約120人が、けがの重さに応じて治療や搬送の優先順位を決める「トリアージ」の手順などを確認しました。
訓練では地震発生直後から「痛い」「助けて」と叫ぶ患者約60人が次々と来院したり、救急車で運び込まれたりしました。聴覚障害のある患者役もいて、看護師らが手話や身ぶり、手ぶりで意思疎通を図る場面もありました。医師や看護師らは玄関ロビーで、けがの状態を「軽症」「中等症」「重症」の3段階に分け、患者の腕などに色分けされた札を付けて優先順位を明示。重症者から先に処置室に運び、手当てに取りかかりました。
くわしくは北海道新聞でご覧ください。